430万TEUが着岸待ち!世界的な港湾混雑がパンデミック期のピークを超える
August 26, 2026
Linerlyticaの最新データによると、世界中で約430万TEU相当のコンテナ船腹量が着岸待ちとなっており、2022年のパンデミック期に記録された約400万TEUという過去最高値を上回っています。
430万TEUという数字は、港湾内に積み上げられた430万個の実物コンテナを指すのではなく、順番待ちをしている船舶の総積載能力を表しています。多数の船舶が錨地で「足止め」され、着岸や荷役作業、予定通りの次航への移行ができない状態に陥っています。その結果、世界的な定期船輸送ネットワーク全体の有効船腹量が継続的に拘束されています。
パンデミック期と比較して、今回の混雑の原因はより複雑です。繁忙期の出荷、船舶の集中入港、ヤードの逼迫、抜港や航路変更といった要因が複合的に重なり合っています。さらに、北西太平洋で複数の熱帯低気圧(台風など)が相次いで発生したことが、遅延を一段と悪化させる主な要因となっています。1つの港での遅れが後続の寄港地にも波及し、連鎖反応を引き起こしています。
より一層注目すべき点は、今回の混雑が均等に発生しているわけではなく、最も深刻なボトルネックが北アジアに集中していることです。


